この8月24日の土曜日の朝に、アーバイン教会の「男子会」がラグナウッズのスターバックスで開かれた。折々に男性軍が集まって、コーヒーをすすりながらダベリングをする。何か特に話し合う課題もなく、ただ日頃、自分の身の回りに起こったことをつれづれなるままにダベるだけなのだが、それが良い。
さて、その中で互いの近況を語り合ったのだが、K兄が最近、日本に出張で行った時の話を始めた。北海道の旭川にまで足を伸ばし、それから東京に帰り、そのついでに都内の書店「丸善」に立ち寄ったという。店内の書棚を見まわっている時に、何と見慣れた名前がそこにあったという。それが『隣人を愛するということ』という拙著であった。今年2月に出版されたもので、以前出版した『静かなヒーローたち』という本の焼き直しであり、そこに今回のロシアーウクライナ戦争に対して、私たちはどうあるべきかを書き足したものである。
僕は、K兄の話に驚いた。出版元は、幾つかの有力紙に広告を出していたのだが、反響はイマイチであったし、「丸善」は各方面の専門書を扱っている大手の書店なので、そこにあるとは想像もしていなかった。この書は一般書店扱いなので、クリスチャンでなくても誰でも手に入る。不思議なこともあるもんだ。
不思議といえば、こんなこともあった。以前、オレンジ郡教会のS教会員が大阪近郊のキリスト教書店に立ち寄った時のこと。店員さんとの話の中で、自分はオレンジ郡教会の者ですという話をしていたところ、それを耳にしたお客さんが、「申し訳ありません、お二人の話を又聞きしてしまいました。あの、オレンジ郡教会と聞きましたが、確か「ハーベストタイム」で牧師夫人が心臓移植をされたという教会だったのではありませんか」と問いかけて来たという。そのお客さん、もう、十年以上も前の番組のことを良く覚えていたものだ。
さて、天国では絶えず改訂版が出ている書物がある。それが『いのちの書』(ヨハネ黙示録二〇・15)であり。主イエスを信じた者の名前が記されている。世界中で日々、救われる人が起こされるので、絶えず改訂増補版が出るからだ。「丸善」に出ているというだけで僕は驚いてしまったが、信じた者が天国の書にまで名前を出してもらっていると言うのは、文字通り天にも昇る光栄である。
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