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転ぶこと

 今回は『デイリーブレッド』(2025年2月21日)からの引用である。人生で転ぶことは誰にでもあるが、その転び方が大切だというメッセージだ。


 「フィギュア・スケートは、氷上でスピンやジャンプ、美しいポーズなど、高い運動能力と芸術性を融合させたスポーツです。私は10代の頃、これに夢中になりました。多くのプロスケーターの演技を見た後、ついにグループ・レッスンに参加する機会を得て、滑り方と止め方を学びました。同時に、どのレベルのスケーターにとっても重要な技術、つまり、転び方と素早い立ち上がり方を学びました。個人レッスンでは、さまざまなスピンやジャンプを習いましたが、転んだ時は常に、基本の起き上がり方が役に立ちました。

 アスリートでなくても、「転ぶ」ことは人生の一部です。過ちを犯したり、失敗したり、太刀打ちできない状況に打ちのめされたりすることもあるでしょう。理由はともあれ、私たちは皆、生きている中で、転んだり失敗したりします。 

 しかし、人生は、敗北感や恥、後悔を背負って歩むべきものではありません。神の敵があなたを責め立てる時、神はあなたのために戦い、あなたを起き上がらせてくださるのです。「正しい者は七たび倒れても、また起き上がる」(箴言二四・16)。倒れたなら、すぐに神に目を向けて、神をしっかり見つめましょう。神があなたを起き上がる力を与えてくださるのですから」

 ここで特に大切なのは、「転び方」である。特に柔道やレスリングではこれが大切である。頭部や頚部を守るためである。それは決して無視はできない。

 主イエスがガリラヤ湖の上を歩いて近づいてきた時、ペテロは自分も歩きたくなり、「おいでなさい」と言われる主のお言葉に従って、小舟から降りて主に近づいて行ったのだが、大波が来たので怖くなり、沈みかけたのだった。その時にペテロは「主よ、助けてください」(マタイ一四・30)と叫んでいる。そこで主は彼の手をつかんで水から引き上げているが、ペテロのように、私たちの信仰も恐れをもたらす身の周りの出来事で沈むことがある。その時にすぐに主の名を呼ぶことが肝心である。主はすぐ手を伸ばせる所におられるのだから。

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