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プロフィール

登録日: 2023年6月28日

記事 (136)

2025年12月28日2
引退に寄せて ⑦
そういう中で滝井牧師が赴任するというのは、実に奇跡と言っても過言ではない。しかも、彼はフルタイムの仕事をしていて、週末だけメッセージを語る。アーヴァイン教会は小人数なので、フルタイムの牧師を雇う財政的余裕がないので、滝井牧師のように自分で仕事を持っている人でないと来てもらえないのである。実に、彼の赴任も榊原牧師のように神のくすしいみ業の一つである。  滝井牧師がアーヴァイン教会赴任の承諾をしてから、役員会は北米ホーリネス教団のミッション教会としての申請をし、彼がアーヴァイン教会のローカル・ハイヤーとして認めてもらう手続きを始めた。その結果、今年9月のホノルルでの教団総会正教師会で、その二つの事項が正式に認められたのだった。  引退を控えた牧師として、これ以上の安心はない。どのような教会であれ、時には内外からの影響を受けて大きく揺さぶられ、分裂することさえある。それだけに、教団教会の一員として認められるということは、兄弟姉妹教会と共に心を合わせて祈り、共に励まし合うことができるということであり、様々な困難に遭遇しても共に闘い、共に乗り越えて行けるという安堵感がある。...

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2025年12月21日2
引退に寄せて ⑥
今年の春のことだ。2025年はアーヴァイン教会の創立20周年記念にあたる。ちょうど節目の良い時期に当たるので、僕は将来を模索していた。自宅のサイプレスからアーヴァイン教会まで片道40分はかかる。途中でピックアップする人がいる場合には、一時間以上はかかる。それに昨今、教会でのご用を終えてからの帰りが、体力的に厳しくなってきたこともあり、そろそろ潮時が来ていたことを実感していた。幸い、オレンジ郡教会の榊原のぶ牧師が、アーヴァイン教会の監督牧師でもあるので、何度か彼と相談し、誰が後継者に相応しいかを相談していたのである。その一人が滝井ジュン牧師であった。  滝井牧師は近隣のラハブラ市のカルヴァリー・チャペル日本語牧師である。彼はそこで牧会を始める前に、オレンジ郡教会の礼拝に出席していた。彼の妻のアニーさんの実家がロングビーチなので、2007年に日本から移住していたのだった。彼はすでに献身者として日本でも伝道していたので、僕は2009年からアーヴァイン教会で礼拝のご用をお願いした。月一回くらいのペースで3年ほど続いたが、それから程なくして、彼はラハブラで開拓を始めたのである。爾来、11年...

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2025年12月14日2
引退に寄せて ⑤
その賛美は、僕に〈お父さん、天国で待っているよ。続けてこの信仰に生きてね。私はやがて愛する主イエス様の元に帰って行く。だから私のことは心配しないで。でも、あなたはあなた自身のことを心配してちょうだい〉という、僕への励ましのメッセージだったのだ。牧師とはいえ、信仰薄きこの者のために、まもなく天に帰る者として、愛する者に何を残すことができるのか。それはこの世で、どんな宝よりも尊く永続するものが信仰であることを、改めて気づかせてくれたのだった。そのために信仰の尊さ、素晴らしさが賛美となって、家内の口からほとばしり出たのだった。今もその賛美が僕の琴線を揺する。  さて、話は変わる。10年前のことだ。僕は、オレンジ郡教会とアーヴァイン教会と二つの教会の牧会もあり、疲労のあまり運転中意識を失ったことがあった。その時、僕は決めた。二つの教会の牧会はもう無理だと。とはいえ、アーヴァインは開拓教会で、もしそこを手放したら、まだまだ小人数の群れでは路頭に迷ってしまう。それに経済的に新しい牧師を雇うことはできない。一方、オレンジ郡教会は僕が辞めても教団の教会であるし、アメリカ内外から新しい牧者に来ても...

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Rev. Tsukasa Sugimura

脚本
その他
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