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マンザナ収容所の下見 ②

更新日:9月14日

 次の痛みとは、収容所内にある元オーディトーリアムを改築した展示室を十分に見学する時間を与えられなかったことだ。帰りはトラフィックのこともあり、バスは夜7時までに帰らないといけないし、合同教会を回って行かなければならない。少しでも遅れると超過料金を支払うことになる。それでなくても赤字ツアーだったので、僕は時間内に収めないといけないと焦っていた。ドライバーとの確執もある。だからその時、僕には気持ちの余裕がなかったのだ。

 僕は展示室を30分ほど観てもらった後で、外にあるトイレやシャワールームのあるバラックを見てもらおうとした。そのトイレには互いの間仕切りもなく、シャワールームにはカーテンなどの仕切りもない。その過酷な現実を見て欲しかったのだ。その見学した後で、参加者の一人が、「もう一回、展示室を見たいのですが、良いでしょうか」と言ってきたので、他の人にも尋ねたところ、同じ要望だったので、「それでは5分だけ」と言ってしまった。このキャンプの西側にある慰霊塔にも行かなければならなかったので、つい5分と言ってしまったのである。5分で一体何を見ることができると言うのか? せめて10分、15分と言えば良かったものを! と悔やまれたのだが、帰りのことを思うと、ついそう言ったのだった。帰りは時間通りに帰ったが、何ともスッキリしないバス旅行となってしまった。そんな経過もあって、今回のマンザナツアーはチイと行きたいような、そうでもないような、複雑な狭間だった。

 今回は先述の清水摂さんからの情報で、昨年のツアーに参加できなかった、サウスベイ教会の関勇矢牧師が急遽加わった。運転手はS兄で、四人のこじんまり旅行だった。岡田先生は、マンザナは初めてだったので、僕が今回のプランを組み、マンザナのみならず、その近辺の地形・地質も同時に説明しながら片道4時間弱のドライブとなった。この近辺は、僕がサンノゼ大学の卒業に必要なフィールドワークのために4週間キャンプした懐かしの地であった。

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