タッキーのやっぱり聖書でしょ
- Rev. Jun Takii
- 4 時間前
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「お互いに親切にし、心の優しい人となり、神がキリストにおいてあなたがたを赦してくださったように、互いに赦し合いなさい」、と聖書は言います。(エペソ人への手紙4章32節)
NHKの番組に、『映像の世紀バタフライエフェクト』というのがあります。番組のテーマ・内容は、歴史上のささやかな出来事や人物の行動が、いかに連鎖し、世界の運命を動かしたかを描くドキュメンタリー番組です。「一羽の蝶の羽ばたきが嵐を起こす」、それは蝶の羽ばたきのような、ひとりひとりのささやかな営みが、いかに連鎖し、世界を動かしていくのか、を紹介しています。この「バタフライエフェクト」というフレーズは、「小さな出来事が、最終的に予想もしなかった大きな結果につながる」という因果関係を強調する比喩的な表現です。
私たちが与えるほんの小さな親切や心配りが、周りの人の人生のコースや運命を、劇的に変えてしまうことってあるんですよね。
昔こんなことがありました。ボクが学生でアメリカに来たばかりの頃、とあるアメリカ人の家に一部屋借りて住むことになりました。すぐに簡単な生活に必要な物などを購入して、やっと落ち着くかなという矢先、その家主から電話がかかってきて「すぐに出て行ってくれ」とのこと。なんちゅう理不尽なこと・・・。
翌日には、スーツケースやら簡単な生活必需品などをAlley(路地裏)に出されてしいました。これからどうしよう、住むところないし・・・。もう半泣き状態で、「なんだよ、全く!」みたいな感じでホームシックになって日本に帰りたくなりました。そして途方に暮れながら、近くのスーパーにトボトボ食べ物を買いに行きました。
そこでの出来事です。買いたいものが見つからなかったので小太りの中年の店員さんに訊いたら、メチャクチャ良い笑顔で謙虚に対応してくれたんです。今でもその男性店員の容姿をうっすらと覚えていますが、その人のたった一度のその優しい態度と笑顔を見て、「ああ、こんな親切で良いアメリカ人もいるんだ。もう一回こっちでやってみよう」と希望と勇気が出てきて、方向を変えることができたんです。そこでもし店員からぶっきらぼうな態度を取られていたら、どうなっていたことでしょう・・・。
その後すぐに近くのクリスチャン大学の寮に、その学校の学生でもないのに住めることになりました。そしてすぐに教会に行くようになり、数か月後に神様を信じました。まさにその店員さんの笑顔はボクの人生の進路が大きく変わったバタフライエフェクトだったなぁと。もしあそこで日本に帰っていたら、神様を知ることもなかったかも知れない。
私たちがする、ほんの小さな親切や他人への優しさが、他人の人生のコースを変えてしまうことってあるんですよね。私たちが他人に対してする親切が、後に大きな形で影響を与えることがあるんです。誰かからの優しいほんの一言や、ほめてもらったことによって、人生の進路が変わったということって、皆さんも経験があると思います。
何も人の為に物凄い大きなことをするわけではなく、ただ人にほんの少しの親切、優しい心、赦す心、そういったものを分け与えていける者でありたいと思います。後になって、そのことがその人の人生を大きく変えるバタフライエフェクトになるかも知れないですから。

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